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世界中の都市が拡大する中、従来の位置追跡では対応が難しくなっています。衛星信号はガラスに反射し、コンクリートに遮られ、都市の高層ビル群に囲まれた「アーバンキャニオン」では消失してしまいます。正確な追跡に依存する企業にとって、精度の高いGNSS測位はこれまで以上に重要です。テルトニカのテレマティクス部門は先日、こうした課題を克服し、最も厳しい環境でも信頼性の高い追跡を実現する方法を解説するウェビナーを開催しました。

正確なGNSSが重要な理由
不正確なGNSSデータによって生じる主な課題の一つが、信頼性の低いオドメーター値です。GPSデータが実際のオドメーター値と一致しない場合、レポートの精度が損なわれ、フリートのメンテナンス計画に支障をきたし、コンプライアンス上の問題につながる可能性もあります。
もう一つの大きな懸念は、追跡位置のジャンプや速度制限エリアに関する誤判定です。GNSS信号が不安定で、システムが車両を近くの低速制限道路上に誤って配置した場合、ドライバーが速度超過をしたと誤って判定されることがあります。このような不一致は、混乱や異議申し立て、不要な調査につながりかねません。
最後に、高価値物流では、誤ったジオフェンスイベントが特に問題となります。不正確な測位により誤ったアラートが発生すると、不要な混乱、配送遅延、資産の安全性に対する不信感を招く可能性があります。
正確なGNSSデータを実現するテルトニカのソリューション
FT platformは、最新のGNSSチップセットを中心に構築された新しいハードウェア基盤上で動作するファームウェアを備えた、次世代テクノロジーです。高度なイノベーションを搭載し、より高い精度、優れた信号処理、複雑な環境での運用を目的として設計されています。
テルトニカの次世代デバイスは、4つの主要な衛星測位システムすべてに同時接続 します。これにより、可視衛星および使用衛星の数は最大41基までほぼ倍増し、GNSS追跡精度は1.4倍向上します。
FT platformトラッカーのメリットは何ですか?
– オドメーターとGPSデータが正確に一致
– 共有車両の位置情報を信頼性高く把握
– 誤ったジオフェンスイベントを削減
– フリートの可視性向上と信頼できるデータの取得
Q&A
各ウェビナーの最後には、ライブQ&Aセッションを実施しています。以下では、参加者から寄せられた質問と、当社専門家による回答をご紹介します。
テルトニカのFT platformにアクセスするにはどうすればよいですか?
FT platformとは、当社の次世代ハードウェアおよびファームウェアアーキテクチャを指します。独立したWebサイトやポータルではありません。対応モデル、ファームウェア機能、提供状況など、「FT」シリーズデバイスについて詳しく知りたい場合は、テルトニカの営業担当者までお問い合わせください。お客様のニーズに合わせて、詳細情報とサポートをご提供します。
車両バッテリーの消耗を防ぐため、トラッカーの消費電力を最小限に抑えるにはどうすればよいですか?
すべてのテルトニカデバイスには信頼性の高いハードウェアが搭載されており、消費電力を削減してバッテリー寿命を延ばすために設定可能な複数のスリープモードを備えています。これらのモードには、以下が含まれます。
GPS sleep – GPSをオフにして消費電力を抑えながら、デバイスは定期的な記録を継続します。
Deep sleep – GPSとGSMモジュールの両方をオフにするため、記録を保存し、後でデータを送信するうえで最も効率的なモードです。
Online deep sleep – GPSはオフになりますが、GSMは有効のままとなり、SMSの送受信、発信、着信に対応します。
Ultra deep sleep – すべてのモジュールをオフにし、特定のトリガーが発生した場合のみデバイスが起動します。データが不要な場合に最適です。
Power off sleep – 「FMB965」、「FMB930」、およびすべてのFT platformデバイスは、消費電流を1mA未満まで低減できます。
なお、FT platformデバイスはこれらすべてのスリープモードに対応しており、同じ設定でもより低い消費電力を実現するため、さらに高いエネルギー効率を発揮します。
FT platformトラッカーは、砂漠などネットワークがない場所でも動作しますか?
砂漠のような開けた環境では、通常GNSSは利用できますが、GSMまたはLTEネットワークのカバレッジがない場合があります。このような場合でも、トラッカーは位置情報の記録を継続し、接続が復旧した時点でデータを送信します。
Dead reckoning機能とは何ですか?
Dead reckoningとは、トンネル、地下駐車場、アーバンキャニオンなどでGNSS信号が一時的 に失われた場合でも、追跡デバイスが位置を推定できる機能です。加速度センサー、ジャイロスコープ、車速入力などの内部センサーを使用し、最後に取得したGNSS測位情報、進行方向、移動量に基づいておおよその位置を算出します。これにより、衛星の可視性が低いエリアでも、より継続的で信頼性の高い追跡が可能になります。
Manual CANに対応しているFT platformデバイスはどれですか?
現在提供されている「FT」シリーズデバイスのうち、「Manual CAN」に対応しているのは「FTC305」と「FTM305」です。両モデルはすでに量産されています。
詳細については、「FTC305」製品ページをご覧いただくか、テルトニカの営業担当者までお問い合わせください。技術的なガイダンスが必要な場合は、テルトニカ・パートナー・ポータル(Teltonika Partner Portal)/Helpdeskシステムを通じて、当 社Supportチームにお問い合わせいただくこともできます。