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OEM向けテレマティクスのカスタマイズ

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組み込み型テレマティクスは、今や確立されたトレンドとなっています。しかし、すべてのOEM(相手先ブランド製造業者)がゼロから自社開発に取り組むとは限りません。この状況は、テレマティクスサービスプロバイダーにとって、OEMの信頼できるパートナーとしての地位を築く好機となります。 


この市場機会を裏付けるように、OEM向け組み込み型テレマティクス市場は大きな成長が見込まれています。「Berg Insight」の推定によると、世界市場における出荷台数は2023年の5,930万台から、2028年には8,290万台へと拡大する見通しで、年平均成長率(CAGR)は6.9%に達すると予測されています。 

OEMメーカーとの連携を成功させるには、フリート向けの手法をそのまま適用するだけでは不十分です。OEMにはOEMに最適化された戦略が求められます。本記事では、当社の実績をもとに、押さえておくべき重要なポイントをご紹介いたします。 


グローバル展開に対応するソリューション 


OEM企業は、複数の製造拠点を持ち、国や大陸をまたいだ流通ネットワークを展開しているケースが一般的です。そのため、次のような点を事前に整理しておく必要があります。テレマティクスを搭載した車両やバイクはどの地域に出荷されるのか?それは最終販売国なのか、それとも中継地点なのか?さらに、導入先となる各市場でどのような違いがあるのか?という点です。 

ソリューションは、OEMがエンドユーザー向けに展開するすべての地域で利用できること、または各地域の要件に対応したバージョンを備えていることが求められます。テルトニカでは、地域ごとのモデムや各国認証に対応した4G Cat 1およびCat M1デバイスを取り揃え、世界中でスムーズな導入を実現しているのが特徴です。 


製造工程への組み込みに最適化 


アフターマーケットとは異なり、OEMテレマティクスは製造工程の中で組み込まれるのが一般的です。そのため、そのため、組立作業を効率よく行える設計が求められます。具体的には、わかりやすい設置手順と、適切に設定されたデバイスの両方を備えている必要があります。 

この際に検討すべきポイントとして具体的には、デバイスの設置位置、確保できるスペース、必要な保護レベル、さらにモバイルネットワークおよび衛星通信への接続をどのように確保するかが挙げられます。

例えば、eバイク向けOEMテレマティクスの要件に対応するため、当社では「FTC305」の特別仕様を開発しました。筐体を持たないPCBタイプのデバイスで、eバイクのフレーム内部に組み込める設計となっており、モバイルおよびGPSアンテナはフレーム外部に配置されます。 



コンプライアンスへの対応 


OEM企業は、プロバイダーが保有する各種認証を重視しており、取引先となる企業に対して一定の要件を設けているのが一般的です。そのため、OEMへの提案に先立ち、クライアントデータの安全性を証明するためのペネトレーションテストの実施や、ISO認証の取得を実施することが求められます。 

業界で認知された認証は、デューデリジェンスのプロセスをより迅速かつスムーズに進めるうえで重要な要素となります。テルトニカのテレマティクス部門では、ISO 9001(品質マネジメント)、ISO 14001(環境マネジメント)、ISO 45001(労働安全衛生)、ISO 27001(情報セキュリティマネジメント)、の4つのISO規格に準拠しています。 

グローバルに対応したIoT接続 


OEMビジネス向けの接続ソリューションにおいては、個人ユーザーであれ企業であれ、最終ユーザーごとに個別のプランを提供するのは現実的ではありません。多様なプラン管理を前提とするのではなく、個別設定を不要とし、電源投入と同時に自動で有効化される仕組みが求められます。 

スムーズなIoT接続を実現するには、OEMの流通ネットワークのカバーエリアに適合し、あらかじめ一定の通信量が設定されており、テレマティクスデバイスの電源投入と同時に自動で有効化されるプランが必要です。テルトニカでは、こうした要件を満たす「テルトニカ・グローバルプラン」をご用意しています。 


さらに、接続ソリューションは車両の組立工程において、テレマティクスデバイスと一体で導入されることが求められます。テルトニカでは、SIMカード挿入サービスを提供しており、製品はSIMカードがあらかじめ組み込まれた状態で出荷されます。また、SIMチップをデバイス内部に実装したeSIMモジュールにも対応しており、手動での挿入は不要です。 

柔軟なカスタマイズ対応 


OEMとの連携では、車両データへの高度かつ詳細なアクセスが可能となるため、IoTハードウェアとソフトウェアの両面でこれに対応できる設計が求められます。加えて、カスタマイズ対応や各種データ通信プロトコルへの対応は不可欠です。 

カスタマイズへの対応には、大きく2つのアプローチがあります。OEM側で柔軟に変更できるソリューションを提供する方法と、必要なデータ対応や開発を行い、要件に応じた完全なカスタマイズソリューションを提供する方法です。 

テルトニカでは、これら両方のアプローチに対応しています。車両およびバイクのデータ取得においては、手動CAN機能に対応したデバイスを提供しており、CANデータから取得するパラメータや取得頻度を柔軟に設定できます。さらに、クライアントの用途に応じたカスタムファームウェアの開発にも対応しており、各企業のニーズに合わせた最適なソリューションを実現します。 

テルトニカでは、OEMの製造工程に特化したアクセサリーも提供しています。例えば、組立ライン上でトラッキングデバイスをそのまま接続できる専用ハーネスなど、製造現場での導入をスムーズにする設計にも対応可能です。 

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