テルトニカのDSMソリューションによる事故の防止
はじめに
道路の利用者は皆、自身の行動や言動が本人や他人の安全に大きな影響を与えることを認識する必要があります。注意の散漫や不注意は、重傷者、死亡者、貨物の損傷をもたらす交通事故の主な原因となっています。テルトニカ・テレマティックスは、運転中のドライバーの集中力と自制心の維持に役立つ、視覚モニタリング機能を備えた新しいDSM(ドライバー・セーフティ・モニタリング)を開発しました。
課題
ほとんどの人は、日常的に疲労を感じることを多忙な生活の一部として受け入れ、あたりまえのことのように感じています。疲労によって日々の業務がまったくできなくなることはほとんどないため、疲労で運転ができなくなるとは考えないのです。しかし残念ながら、疲労した状態での運転は致命的なミスを引き起こす可能性があります。疲れていると、視力、判断力、反応速度のすべてが低下するので、本来の能力を発揮できません。運転中にこうした能力の低下が起こると、事故や衝突に巻き込まれる可能性が高くなります。
ケガをしたり死亡したりするのがドライバーの疲労が原因であったとしても、それが必ずしも居眠り運転であるとは限りません。欧州の道路交通 におけるドライバーの疲労に関する報告書(2021年)によると、バスや観光用の大型車両のドライバーの24%、貨物用の大型トラックのドライバーの30%が、過去12カ月間に少なくとも1回は居眠り運転をしたと回答しています。そして、過去12カ月間に3回以上居眠り運転をしたと回答したのは、バスや観光用の大型車両のドライバーの8%、貨物用の大型トラックのドライバーの11%です。
また、運転中に喫煙やスマホの使用で気が散ると、路上で起きていることに集中できなくなる可能性があります。2021年だけでも、EUでは推定19,800人が交通事故で死亡しています。私たちは一丸となってこの数字を減らさなければならないのです。欧州委員のアディナ・ヴァレアン運輸担当委員は次のように述べています:「EUレベルでは、資金、法律、教育を通じて、より安全なインフラ、より安全な車両、より安全な道路の利用、より良い事故後のケアという『安全システム』に貢献するよう努めます。しかし、これは加盟国、産業界、道路利用者に共通する責任です。道路における死亡や重傷事故はすべて防ぐことができるのです」
このことを踏まえ、テルトニカはDSM(ドライバー・セーフティ・モニタリング)がドライバーの行動を改善し、すべての道路利用者に、安全でストレスの少ない旅を提供するのに役立つと信じています。
ソリューション

交通の安全を向上させる解決策として当社がご紹介するのは、ドライバーの挙動を監視し安全運転を促すための革新的なソリューション、テルトニカ DSMです。ドライバーの前方に取り付けた専用カメラとPROFESSIONALカテゴリーのGPSトラッカーFMC650は、シリアルポートRS232を介して接続され、ディープラーニングのアルゴリズムを活用し、日光、夜間、マスク、帽子、サングラスの着用など、さまざまな車両環境でもドライバーの顔を認識し、ドライバーの眠気や注意力の低下を警告します。頭の位置(x、y、z)、顔の向き(ヨー、ピッチ、ロール)、目と口の開閉を検出して計算します。
高度なテクノロジーを用いて、テルトニカDSMには、警告を発する条件が組み込まれています。それは、眠気、あくび、注意散漫、喫煙、スマホ・携帯の使用、シートベルトの未着用などです。さらに、DSMはドライバーの顔を認識し、(最大)990のドライバーのIDを保存し、どのドライバーが乗車しているかを識別できます。
仕組み - これらの統合された安全警告システムは、潜在的な交通事故を防止するよう設計されています。車両の管理者は、ドライバーに警告を発する先進技術を活用することで、さまざまな事象を追跡・監視することができます。テルトニカDSMは、音による警告でドライバーに即座に注意を促します。カメラが運転キャビン内の警告すべき事象を検出すると、FMC650がそれを追跡し、タイムリーな監視を行い、さらなる分析のための関連データを専用サーバーに送信します。そのため車両のオーナーは、将来的な調査のために、証拠となる写真や動画を確認できるのです。
もちろん、ドライバーの行動は一律ではなく、リスクの度合いはさまざまです。いかなるリスクも交通事故の原因に影響を及ぼしますが、ここでは主に、居眠りなどの本人がコントロールしにくい行動と、喫煙やスマホ・携帯の使用など、意図的に行う行動の2つに焦点を当てたいと思います。ではここで、それぞれの状況下でDSMがどのように役立つかを見てみましょう。
ドライバーの疲労は、路上での安全性を低下させ、ドライバーだけでなく道路の利用者すべてに脅威を与える危険因子として広く認識されています。疲労の定義はさまざまなので、ドライバーによってはその症状に気づかず、事故が起こるまで疲れていることに気づかないこともあるのです。これを考慮しDSMは、ドライバーが一定時間目を閉じた場合、または30秒以内に再び目を閉じた場合に音による警告を発します。また、1分以内に2回、3秒間のあくびをした場合にも警告が行われます。
ドライバーの意識的な行動:
シートベルト。路上での死亡原因として、シートベルトの未着用は、スピード違反に次ぐ第2位で、第3位に飲酒運転が続きます。EUの道路安全調査では、シートベルトの着用を促進する対策によって、EUで年間最大7,300人の命が救われる可能性があると結論づけています。2006年以降、シートベルトはEU全域のすべての自動車に義務付けられています。そのため、ドライバーが常にシートベルトを着用するよう促すツールを導入することが非常に重要です。テルトニカDSMのソリューションは、時速10キロ以上で走行中、ドライバーがシートベルトを着用していない場合に、音による警告を行います。
スマホや携帯電話の使用。安全のためには、運転に集中することが大切です。運転中のスマホや携帯電話の使用は、ドライバーの注意が運転からそれてしまうので、非常に危険です。運転中の携帯電話の使用に関連する主なマイナス要因は、ハンズフリーの機器を使っていようとも、運転から会話そのものに注意がそれてしまうことにあります。テルトニカDSMのソリューションは、一定時間(30秒ごと)ドライバーが電話で話していた場合に警告を行います。
喫煙。喫煙しながらの運転は違法ではありません。しかし、多くの企業が喫煙に関するポリシーを持っており、ほとんどの企業が車内での喫煙を禁止しています。これは、不注意運転や車の制御不能につながるためで、結果的に禁固刑になることもあるのです。DSMのカメラは、ドライバーが一定時間(2~4秒間隔)喫煙すると、それを検知して警告を行います。
車両の管理者は、こういった行動がどれくらいの頻度で発生し、運転中のドライバーの安全性にどのような影響を及ぼすかを分析できます。関心のある出来事はすべて専用サーバーに送信され、車両の管理者がタイムリーかつ包括的に分析します 。これにより、道路上でのドライバーの行動に関する100%の説明責任と詳細かつ確固たる証拠が得られます。DSMソリューションを活用することで、収集されたデータがドライバーのモチベーションを高め、より安全で、注意散漫になりにくい、環境に優しい運転を実現できるのです。
TOPOLOGY

ベネフィット
交通事故の防止 - ドライバーの責任、規律、安全を維持します。安全運転を促すシステムとともに、車両を取り巻く出来事(イベント)を常時追跡、監視することで、望ましい運転習慣を促進し、会社の評判を向 上させます。ドライバーの意識を道路に集中させ、より安全で事故のない運転が可能になります。
即時かつ明確な通知 - イベントが検知されると、ドライバーは前方に設置されたカメラを通じて音による警告を受けます。これにより、ドライバーは運転に意識を戻し、集中することができます。
自動化され手間がかからない ドライバーとイベントの追跡、記録、監視、通知、管理 - DSMのアクセサリーとテルトニカGPSトラッカー機能を使用して、正確でタイムリーなイベントデータが専用の車両管理サーバーに転送されます。
道路での安全性を向上させ、負傷や死亡のリスクを大幅に軽減す るため、不適切な行動や高額な損害を引き起こすミスを防ぎます。
法人車両のニーズを満たす包括的なDSMソリューションの機能 - プロジェクトやビジネスのニーズに合わせた柔軟な構成、適切な警告機能やオンデマンドの実用的な検出機能により、車両の管理を最適化し、運用コスト、交通事故、罰金、医療費、保険料を削減し、ROIを大幅に改善します。
従業員の規律、車の望ましい使用方法の習慣化、労働倫理の向上 - ドライバーの車での挙動を常に追跡、監視し、継続するモチベーションを構築するシステムを導入することで、会社の評判が向上し、ワークフローと運用コストが最適化されます。
成功事例ケース#1
コロンビアでは無謀運転が交通事故の主な原因の一つであり、スピード違反、飲酒運転、脇見運転(運転中の携帯電話の使用など)、交通法規の遵守違反などの特定の行為が、交通事故のリスクを大幅に高めています。この大きな懸念に対処するため、当社のあるクライアント企業は、国内でテルトニカDSMと車両追跡装置FMC650を導入し、車両の安全性を向上させています。テクノロジーを活用し、リアルタイムのモニタリングと警告を行うことは、ドライバーの路上での集中力と説明責任を維持し、最終的には事故の件数を減らすことにつながります。
エンド・ツー・エンドのドライバーのモニタリング技術を統合し、当社のクライアント企業の車両管理者が、ドライバーの疲労や注意散漫な挙動を検知し、リアルタイムのアラートを送信することで、事故を防止できるよう支援しています。また導入の際には、世界各地に拠点を置く企業と協力し、トラックの納車前にデバイスを取り付け、初日からテルトニカのビデオテレマティクスを活用いただけるようにしました。このソリューションにより、事故が顕著に減少し、車両の可視性が向上、責任ある運転を心がけるようドライバーの意識を高めることに成功したのです。
成功事例ケース#2
サウジアラビア・ネオム地域で大規模フリートを展開する企業は、現地の交通安全規制に準拠するための煩雑で時間を要するコンプライアンスチェックに課題を抱えていました。シートベルトの適切な着用や注意力を保った運転など、安全運転ルールの遵守状況を確実に把握することが求められていたためです。しかし、これらの確認は手作業で行う必要があり、運用コストの増大や業務フローの停滞を招いていました。加えて、点検の合間にドライバーが規則を順守しているかを監視する手段がなく、フリート管理者は常に「可視化できない時間帯(visibility gap)」に直面していました。
この課題を解決するため、テルトニカのトラッカー「FMC650」とDSMカメラが組み合わせて導入されました。カメラがシートベルト未着用、スマートフォンの操作、喫煙などの危険運転を検知すると、システムは即座に音声アラートを発し、写真や動画の証拠データを自動的にフリート管理者へ送信します。これにより、映像が客観的な評価指標として活用され、ドライバーはガイドラインの遵守を 継続的に意識するようになりました。また、手動点検が不要となったことで、運用コストも大幅に削減されています。
なぜテルトニカなのか?
テルトニカのテレマティクスは車両の安全性向上の最前線に立ち、ドライバー・セーフティ・モニタリング(DSM)システムなどの最先端のソリューションを提供しています。この革新的なテクノロジーは、道路での安全性の向上と事故率の低減に対する当社の取り組みを示しています。当社のソリューションは、現行の安全基準を満たすだけでなく、それを上回るようデザインしています。これは、車両テレマティクスにおいて、当社がけん引役を担うという、その心意気を示すものでもあるのです。
長年にわたり、テルトニカのテレマティクスは、信頼性、使いやすさ、技術的進歩に注力することで、業界で信頼される企業としての地位を確立してきました。当社の製品は厳しい研究開発の成果であり、それは、最高基準の品質と安全性に現れています。テルトニカを選ぶということは、単に製品に投資するということではなく、交通事故による人命を守ることに貢献するテクノロジーを追求するリーダー企業との、パートナーシップを結ぶということなのです。
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